Question
- LANケーブルを長くすると通信速度って遅くなるの？
- LANケーブルを2階まで伸ばすのは良くないの？
現在では、有線LANよりもWi-Fiで通信する事の方が多いと思いますが、中にはネットゲームや安定した通信速度が欲しいからと有線LAN使いたいという人もいると思います。その時に、モデムなどが置いてある場所が1階で自分の部屋が2階などというお子さんもいるでしょう。その場合は何十メートルも線を引っ張る必要が出てくるかと思われますが、通信速度が低下するのか？と疑問に思いますよね。そういった事について書いておこうと思います。
もくじ
一般家庭レベルの距離なら変わる事はない
基本的に、10mと100mのLANケーブルで通信の比較をしてもそれほど変わらないと言われています。
時間帯によっても速度は変化する部分ですので、シビアな通信速度が必須でない限りはそこまで気にする必要はないかと思われます。
一般的に推奨とされている最大は100mとされていますので、一般家庭でそこまでの長さのLANケーブルを活用する事は少ないのではないかと思います。
私も実家に住んでいる時に、1階から2階までLANケーブルを引っ張った事がありましたが20~30m程度で十分足りた気がします。
そう考えると、100mも使う事はおそらくないので、気にしなくても大丈夫という事になります。
長さよりも品質や規格の方が大切
個人的には、長さよりもLANケーブルの規格のや形状などの方が大切だと思います。
薄型などは扉などの隙間には適していますが、断線しやすいです。
個人的には、普通のよくある丸型の方が安定するので、特にこだわりや事情がない限りは普通の丸型タイプのLANケーブルがいいです。
また、古いLANケーブルを使っている人の場合は規格が古く通信速度が遅い物があります。
長さよりも、こちらは物理的に通信速度の限界が決まってしまう物なので出来るだけ新しい規格のものを購入しましょう。
| カテゴリー | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
|---|---|---|
| Cat5e | 1 Gbps (1000 Mbps) | 100 MHz |
| Cat6 | 1 Gbps (1000 Mbps) | 250 MHz |
| Cat6a | 10 Gbps (10,000 Mbps) | 500 MHz |
| Cat7 | 10 Gbps (10,000 Mbps) | 600 MHz |
| Cat8 | 25-40 Gbps | 2000 MHz |
Cat5以前のものは1Gに対応していないので、現在では使わない方がいいです。
もし、使っている場合は買い替える事をおすすめします。
最近のWi-Fiは決して遅くはない
LANケーブルの長さや品質について心配する代わりに、最近のWi-Fi技術に注目することが重要です。無線ネットワーク技術は急速に進化し、高速かつ信頼性のある接続を提供するように設計されています。
新しいWi-Fi規格（例: Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E）は、従来の規格よりも高速なデータ転送速度を提供し、同時に多くのデバイスをサポートする能力を向上させています。これにより、無線ネットワークはLANケーブルに匹敵する速度と信頼性を提供します。
一般家庭の多くでは、Wi-Fiを使用してネットワーク接続を行っており、多くの場合、十分な速度を実現できます。現代のWi-Fiルーターは、幅広いカバレッジと高速なデータ転送を提供し、通信速度に対する不安を軽減することができます。
要するに、最新のWi-Fi技術を活用することで、無線ネットワークキーは高速で信頼性のある接続を提供します。
Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eの進化
Wi-Fi 6（802.11ax）およびWi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi規格と比較していくつかの革新的な機能を提供しています。これらの規格の主な特徴には次の点が含まれます
高速なデータ転送
Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは、最大10 Gbpsのデータ転送速度をサポートします。これにより、大容量のファイルのダウンロードや4K/8Kビデオのストリーミングなど、高負荷のネットワークアクティビティをスムーズに処理できます。
多デバイス対応
これらの新しい規格は、多くの同時接続を効果的に処理できるため、一般家庭の複数のデバイス（スマートフォン、タブレット、ラップトップ、スマートホームデバイスなど）が同時に接続されている状況でも、高速で安定した接続を提供します。
低遅延
Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは遅延を最小限に抑え、リアルタイムのアプリケーションやオンラインゲームにおいても高品質なエクスペリエンスを提供します。
拡張された周波数帯域
Wi-Fi 6Eは6 GHzの周波数帯域を使用し、混雑した2.4 GHzおよび5 GHz帯域に比べてより広範なチャネルを提供します。これにより、干渉が少なく高性能な接続が可能となります。
まとめ
有線LANの方が安定するのは確かですが、最近のWi-Fiで接続してもそれほど変化はないと思っています。
もし安定しない場合は、新しいWi-Fiモデムを購入したり、古いLANケーブルを変えてみたり、モデムの位置などを変えてみるといいかと思います。
有線LANを引っ張ると見栄えが良くないので個人的にはあまり好きではありません。
よほどの理由がない限りは無線で環境を整える方がスマートでかっこいいとは思います。
それでは、読んでいただいてありがとうございました。
