Question
- Macはウイルスソフトが不要って聞くけど本当？
- ウイルスソフトを入れて置いた方が安心じゃないの？
Macは従来からウイルスに感染しにくいとされてきましたが、最近ではMac向けのウイルスも増加傾向にあります。
そこで、Macユーザーはウイルスソフトを導入する必要があるのでしょうか？
Macのウイルス感染リスクと対策方法について紹介します。
Macのウイルス感染リスク
MacはWindowsに比べてウイルス感染のリスクが低いとされていますが、完全に無縁というわけではありません。
Mac向けのウイルスも増加傾向にあり、特に偽装されたフィッシングメールやWebサイトから感染するケースが多いです。
代表的なウイルスの種類
以下に、Macで発見された代表的なウイルスの種類をいくつか紹介します。
Trojan Horse（トロイの木馬）
偽装されたアプリケーションやメールの添付ファイルなどから侵入し、データの窃取やシステムの破壊を行うことができます。
Adware（広告ウイルス）
ユーザーのブラウジング行動をトラッキングし、広告を表示することで利益を得ることを目的としたウイルスです。
広告ウイルスは、Webサイト上の広告や無料アプリケーションに偽装されて配布されることが多いです。
Ransomware（ランサムウェア）
パソコン内のファイルを暗号化して利用不能にし、復号化するための身代金を要求するウイルスです。一度感染すると、データを失うリスクが高まるため、注意が必要です。
Rootkit（ルートキット）
システムの根幹部分に侵入し、管理者権限を奪取することで、他のウイルスやマルウェアを潜在的にインストールすることができます。
これらのウイルスは、Macユーザーが注意すべき脅威の一部です。MacはWindowsよりもセキュリティが高いとされていますが、不用意な行動やセキュリティソフトの未導入などにより、ウイルス感染のリスクが増大することがあります。
ウイルスソフトを導入するメリット
Macにウイルスソフトを導入するメリットは、主に以下の点です。
ウイルス感染のリスクを低減できる
ウイルス対策ソフトは、ウイルスやマルウェアを検知して駆除する機能があります。
これにより、ユーザーのMacをウイルス感染から守ることができます。
不正プログラムやスパイウェアの検知も可能
ウイルス対策ソフトは、ウイルスだけでなく、不正プログラムやスパイウェアなども検知することができます。
これにより、ユーザーの個人情報やデータを盗まれるリスクを低減することができます。
不審なファイルやリンクを自動的にブロックする機能がある
ウイルス対策ソフトには、不審なファイルやリンクを自動的にブロックする機能があります。これにより、ユーザーが危険なファイルやリンクにアクセスすることを防止し、セキュリティを強化することができます。
ただし、ウイルスソフトは常時稼働するため、Macのパフォーマンスを低下させる場合があることも覚えておきましょう。
ウイルスソフトの選び方
ウイルスソフトは、有料のものから無料のものまでさまざまな種類があります。有料の場合、高度な機能やサポートが充実していることが多いですが、無料のものでも十分な保護機能を備えたものがあります。ただし、信頼できるメーカーのものを選ぶようにしましょう。
おすすめのウイルスソフト
ウイルスソフトも数多く存在し、どれを使っていいのか？と悩みますよね。
個人的ではありますが、日本語で使えるおすすめのウイルスソフトは以下になります。
ESET
細かい説明は割愛しますが、軽量なウイルスソフトで他の動作を邪魔しにくいという部分が気に入っています。
インターフェースも初心者の人でもわかりやすい作りになっていると思います。
個人的におすすめはESETです。
ESET「検出力」と「快適動作」を追求したウイルス対策ソフト
norton
nortonは軽さはあまりありませんが、ウイルスの検出率が高いと思っています。
お金関係の仕事をされている方や、ネットバングなどもパソコンで多く活用される方は使ってみるのもいいかもしれません。
その他のウイルスソフトがダメという訳ではなくて、あくまで参考として考えてみてください。
セキュリティ意識を高めよう
ウイルスソフトを導入することで、Macのセキュリティを強化することができますが、それだけで完全に安心というわけではありません。
フィッシングメールや偽サイトに注意し、セキュリティ意識を高めることも大切です。
簡単に出来るセキュリティをいくつか挙げてみます。
パスワードをしっかり設定する
パスワードは、簡単に推測できないものを設定しましょう。
また、複数のサービスで同じパスワードを使わないようにし、定期的に変更することも大切です。
セキュリティソフトをインストールする
セキュリティソフトをインストールし、定期的にアップデートを行うことで、ウイルスやマルウェアから自分のデバイスを守ることができます。
特にメールなどやりとりが多い方や、如何わしいサイトなどを閲覧する事が多い人は入れておくと安心かもしれません。
フィッシング詐欺に注意する
不審なメールやリンクにはクリックせず、送信元が本当に信頼できるものかを確認することが大切です。
メールでのリンクは不用意にクリックしない方がいいです。
特に、ショッピングサイトを偽って来る可能性も高いので、個人的なおすすめはリンクで飛ぶのではなくて公式サイトを検索して入る方が安全だと思います。
オンラインバンキングにはセキュリティを意識する
オンラインバンキングを行う場合は、公共のWi-Fiを使用しないようにし、銀行の公式サイトからアクセスするようにしましょう。
普通に生活している中でも、公共のWiFiはあまり使う事をおすすめしません。
ただのネットの閲覧だけであればマシですが、パスワードを入れたりクレジットカード番号などを入力するような時は自宅や会社のセキュリティがしっかりしているネット環境で行うようにしましょう。
ソフトウェアのアップデートを行う
セキュリティに関連するソフトウェアやアプリケーションは、定期的にアップデートを行うことで、新たな脆弱性に対処することができます。
信憑性のないアプリ・ソフトを使わない
フリーソフトなどを活用する際にウイルスに感染することもあります。
信頼できるサイトなのか？信頼できるソフトなのか？をしっかり考えるべきだと思います。
最低限、App Store内にあるアプリを使うようにするとそのリスクは随分と減るのではないかと考えられます。
これらの注意点を意識することで、より安全にオンライン活動を行うことができます。
Macにウイルスソフトは必要なのか？【まとめ】
Macでもウイルス感染のリスクはあるため、ウイルスソフトの導入を検討することが推奨されます。ただし、自分に合ったウイルスソフトを選ぶことが重要です。また、ウイルスソフトの導入によってパフォーマンスが低下する可能性があるため、必要最小限のソフトを導入しましょう。
さらに、定期的なアップデートやスキャンを行うことでウイルス感染のリスクを低減することができます。また、ウイルスソフトだけでなく、Macのセキュリティ機能も併せて利用することで、より高いセキュリティを確保することができます。
Macユーザーは、常にセキュリティ意識を持ち、適切な対策を行うことが大切です。ウイルス感染は一度起こると被害が大きいため、予防策を講じることが重要です。
それでは、読んでいただいてありがとうございました！